
古い話をします。(この記事は2018年に書かれました)
2005年に、わたくしイタリアはフィレンツェのウフィツィ美術館に訪ねました。

呼びにくい美術館名ベストテン、堂々第一位、「ウフィツィ美術館」
「ウフィッツィ」なんて記述をされたりもして。
「ウフィッ」って言わないですもんね、普段。
「今日もきれいだね」
「ウフィッ 口がうまいんだから♡」
という会話を聞かなくもないですけど、まぁ多分、ふだんは言いませんね。
「ウフィッツィ」。
ヨーロッパの国々って、もう街全体が美術博物館ですよね。。。


だって街中で丸出しですけど、もう堂々としたもんです。
さすが地中海です。(意味不明)
さて、アートコラムなので、アートの話をします。
ウフィツィ美術館とは、1200年代から1700年代あたりの膨大なルネッサンス芸術コレクションを所蔵している、
世界的有名な美術館ですね。
もう朝から大変な行列なんです。
ほとんどがアメリカ人観光客なんだと、ホテルの方が教えてくれました。
でもわかりますよ。
世界中からそりゃ観にきますって。
泣く子も黙るレオナルドダヴィンチ。
誰もが奇跡の美を目撃するミケランジェロ。
不遇の少年と愛犬が目指して歩いたでお馴染みのルーベンス。
(あれはベルギーだけど)
なんでそんな怖い絵描くのさ、カラヴァッジョ!
見たことなくても、聞いたことありませんか。
そうそうたる巨匠の名画が所狭しと展示されておるわけです。
中でもわたくしが拝みたかったもの、それはボッティチェリです。
ウフィツィ美術館の中でもボッティチェリの作品群は広い部屋に展示されていて、
その数は世界最大です。
このウフィツィ美術館ガイドブックの表紙、これボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」です。

ボッティチェリを知らなくても、見たことあるのではないでしょうか。
そして、わたくしのお目当てはこちら。
「春(プリマヴェーラ)」。
こちらもなんとなく、見たことありませんか?
わたくし、この絵すごく好きなんですよ。
何故かというとですね、すごい情報量多くないですか?
真ん中のヴィーナスさん、なんとなくメインの感じしますけど、まわりの人たちも個性強すぎません?
花を抱えているのか、新しい命を宿したお腹を抱えているのか、花の衣装をまとった女神、カメラ目線で目立ってますね。
左端の帽子の男性、伝令なんですけどね、杖で雲状のものをツンツンしている。
伝える気がまったくない感じもまたいい。
中央ヴィーナスさんの「あちし、主役ちゃいますのん?」て感じの手もいいですよね。
結局だれもヴィーナスさんのこと見てないあたりもすごくいい。
この絵、いまだに数多の解釈が存在するので、知りたい方はググっていただきたい。
情報量の多い絵って好きなんです。

SNSでおなじみの情報量が多いやつ。
さまざまな寓意に満ちたこのボッティチェリの「春」、203 cm × 314 cmもあるんでス。
初見の感想は「でけぇ!」でしたし。
…それにしても、ウフィツィ美術館はなんでもかんでもスケールのデカいアート目白押しで大満足でした。
今回紹介したボッティチェリのほかに、カラヴァッジョのメドゥーサも大迫力でした。
なんだってあんなきょわい絵を描いたんだか。(諸説あり)
カラヴァッジョのメドゥーサで検索すると、切断されたメドューサの頭部がたくさん出てきて驚くんですけど、ときどきそれを真似したおじさんの画像などが混じるので和みます。
みなさんも、フィレンツェに行くことがあったら、行列してでも「ウフィツィ美術館」はマストですよ!




無節操に読み散らかしております、読書日記。
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