鹿児島・熊本 いたっみてたもし紀行 〜中編のつづき〜

図:指宿の鰻温泉に13匹の猟犬を連れて現れた西郷さんに度肝を抜かれる宿の主人(樺山資紀文書より)

枕崎でカツオをたらふく食べ、明治蔵でおみやげもゲット。
そして向かうは指宿、「いぶすき西郷どん館」です。

わたくしは はじめ、指宿にも大河ドラマ館を新設?と勘違いしていましたが そうではなく
もともと指宿市の考古博物館なんですね。

「時遊館CoCCoはしむれ」 という当該施設にて、期間限定で「西郷どん館」と銘打って特設展をやってるというわけです。

最初に言っておきますね。

ここはサイコーでした!!個人的に!!

大河ドラマの展示スペース自体は、そこまで広くなく、一階のみですし、おみやげ売り場もこじんまりしております。

ただ、ほとんどの展示、写真撮影オッケーなんですよ。

権利に厳しそうな同じ大河ドラマを扱うというのに、鹿児島市内の大河ドラマ館とのこの違いは何なのだろう。

疑問は残りますがとにかく「指宿ならでは」の西郷さんエピソードを知ることができ、篤姫さまの小道具など拝見できました。

吉之助の衣装はレプリカ。

こちら篤姫のお着物は実際、北川景子さんが着られたもの。

指宿、ということで、篤姫さまのものが多いのかな?

ドラマの篤姫さま、実父の訃報きいて、海に泣きに来てましたよね…

たしかに、指宿育ちなら海が恋しくなるでしょう…ハイジのように!!

この施設では、西郷さんが鰻温泉に滞在した時に、宿の主人へ贈ったシャツのレプリカを着て記念写真が撮れたり、
(西郷さんが実際着ていたものも見られるんやで!興奮!)

自分の顔面を西郷さんやツンの顔部分にはめ込める、デジタルな顔だしパネルなど

「ここでしか」体験できないことがたくさん。
(コレだよコレコレ)

このように大河ドラマフロアも楽しかったのですけど、特筆すべきは二階なのです!
(力説)

特別企画展「西郷隆盛と海洋国家薩摩~明治維新へ指宿が果たした役割~」

ここから下は黒柳徹子風に早口でお読みください。(飽きないでほしいという願い)

まずは国際貿易で栄えていた海洋国家であった薩摩ならではの、輸入されていた品々の紹介、斉興さまと調所さまが尽力した指宿公共事業など(おもに干拓や港整備の土木工事ですね)が展示されています。

海賊と呼ばれた男、ならぬ海上王と呼ばれた男「濵崎太平次」の豪商っぷり。

「油もってきたけー!」

ならぬ、

「干し鮑、海鼠、こきあっどー!」

といったところですね。(違うか)

また、龍郷での西郷さんが愛用したとされている品々の紹介、薩英戦争時の指宿の様子、明治維新を経て、遣韓論から西南戦争までの資料がまぁギュギューーーと凝縮されておりました!

中でも、西南戦争時の新聞錦絵の展示がことのほか多かったのが有り難かったです。
おもしろいな、と思うのが「西郷隆盛」といえば、西南戦争時は「賊」なわけですよ。

なのに、どうしてもヒーローっぽく描かれたりしている。
ババーンと表紙になったりしてる。

あと、シンプルに当時のカラフルな錦絵ってデザイン的にもイカしますよね!

好きです!

さらにこちらの三冊のカタログ。
右は「いぶすき西郷どん館」のパンフレット。
中央、左は一冊500円で購入できる、企画展のカタログ!

…ただでさえトリ頭なのに、最近メモってないと忘れちゃうんですよ。
で、あとからメモを見返してみると

「かわかしたなまこがトゲトゲバットみ。」

などと、一体全体何のことやら分からないクソの役に立たないメモだったりするもので
こういった回顧録カタログは大変ありがたい!

…いっこだけ、リクエストがあるとすれば、公式ホームページからリンクされているブログ、2016年で更新が止まってるんですよ。

展示が素晴らしいだけに、とてももったいない。

ご面倒だと感じるかもしれませんが、ネットでの情報配信は遠方から来る観光客の、大事な情報源なんですよね。

ぜひとも今年度から更新していただきたいものです!

さて、ここで

「おたくのダンナと子どもら、その間どーしてたの?」

と、心優しい方々なら思ったかもしれません。

わたくしが数々の貴重な展示にうっとりしていた間、男子チームはお土産を探しに行っておりました。

長男はこちらの扇子。

「敬天愛人
常に公明正大 謙虚な心で 仕事にあたり 天を敬い 人を愛し 仕事を愛し 会社を愛し 国を愛する心」

ほう…
…なんでしょう。

この、地方中小企業の経営者が持っていそうなやつは。

ふつう、ご当地ぷっちょ とかじゃねーの、小学生のおみやげって。

ま、まぁいいのです!

だって本人はめちゃくちゃ気に入って、ホテルの姿見鏡で長々とポーズ決めてましたから。

そして次男。

次男はおかしにもオモチャにも興味がないから、一体なにを選んでくるのかな、もしかしたら何も買わずに帰ってくるかもな、と心配していたら

こちら、なんと火山灰を固めて作ったアルファベットのオブジェ!

次男、アルファベットがめちゃくちゃ好きなんですよ!

火山灰を固めたアルファベットですよ⁈

まさに次男のために作られたような鹿児島土産じゃないですか!!!

よく通ったな商品企画会議!!!

「鹿児島といえば、活火山。活火山といえば火山灰。火山灰といえばアルファベットですよね(ドヤ)」

「落ち着きたまえ前原くん」

「いえ、聞いてください。火山灰を捨てずにアルファベットにすればバカ売れっすよ、部長!」

「よく眠れているかね?前原くん!」

という、ドラマが浮かぶではないですか。

おかげさまで、この日の夜まで次男はハイテンションでご機嫌。

旅から戻った今も、こうして遊んでいます。

ダンナはお土産に金を使うくらいなら豆腐に指突っ込んでグリグリしたほうがマシというパタリロもびっくりの守銭奴なので(エライ言われよう)ラーメン食べたみたいです。

最後に、わたくしが買ったお土産がこちら。

寝た子も起こす天下のNHKエンタープッラァイズが販売する、「西郷どんタイトルロゴピンバッジ」であります!

カッコいい!

なになに、
「桜島の噴煙を躍動感あるメタリック色にて表現します。」

ほう。

「世界の中の日本を思う気持ちが爆発しました。」

……

………

(´・ω・`;)は?

いや、もう一度気を取り直して読んでみましょう。

「世界の中のー」

ほう

「日本を思う気持ちがー」

ほうほう

「爆発しました。」

(´・ω・`;)(´・ω・`;)(´・ω・`;)(´・ω・`;)

あ、ちなみにこのピンバッジ、五種類あります。

【奄美】
南国奄美の空の色。絶望の西郷どんの心と身体を癒したであろう奄美の碧く抜けるような空をイメージ。

【動乱】
幕末の京都をイメージ。西郷どんの熱き情熱の色を透明な濃い赤にて。

【前夜】
黒い背景は江戸末期。その中にキラキラ光る星がたくさん輝いています。星は新しい日本を作るために奔走した志士たちです。

【西郷】
新しい日本の夜明けを夢見た西郷どんも見たであろう朝焼けを濃いオレンジ色で。生涯を通して人々に愛された西郷どんをイメージしました。

はい。
ステキ。
とってもステキ。

ぜんぶ欲しくなるテーマ。

ではここで、もう一度私が買った【薩摩】のテーマを読んでみましょう。

「桜島の噴煙を躍動感あるメタリック色にて表現します。世界の中の日本を思う気持ちが爆発しました。」

ふぁっ????

「列強に対する日本を思う気持ちが爆発したような、桜島の噴煙を躍動感あるメタリックにて表現しました。」

って事かな!

てかなんでこれだけ日本語下手なの!

ちゅーわけで、いよいよ最終日は熊本、西南戦争跡をめぐります。